mt

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mt†

磁気テープドライブの操作・制御するコマンド

商用UNIX、RHEL等では、標準でインストールされている模様。

「mt-st」(コマンド:mt)の現在バージョン
「mt-st-1.1.tar.gz」(2008/11/27現在)

Vine Linuxでは、
「# apt-get install mt-st」にてインストール可能。

書式†

# mt [-V] [-f device] [--file=device] [--version] オプション [count]

-f or --file : 対象デバイスを指定 (省略時は、デフォルト[/dev/tape]のデバイス使用) 

デバイス†

「-f」 or 「--file」オプション時に使用。

• Linux

  /dev/st0	(/dev/rmt/0)	アクション終了後の自動巻き戻し機能あり。
  /dev/nst0	(/dev/rmt/0n)	アクション終了後の自動巻き戻し機能なし。
  /dev/tape

• HP-UX

  /dev/0m

  /dev/0mn

• Solaris

  /dev/rmt/0

  /dev/rmt/0n

オプション†

• status
  ステータス表示

  (例)
  # mt status

• rewind
  テープを巻き戻す。

  (例)
  # mt rewind

• retension (mt-stのみ)
  テープを巻き戻した後、リールの最後まで進め、さらにもう一度巻き戻す。

  (例)
  # mt retension

• offl
  テープを巻き戻し、イジェクト(オフライン)します。

  (例)
  # mt offl

• fsf [count]
  指定回数分のファイルを進める。

  (例) 1つファイルを進める。
  # mt fsf 1

• bsf [count]
  指定回数分のファイルを戻す。

  (例) 1つファイルを戻す。
  # mt bsf 1

• fsr [count]
  指定回数分のレコードを進める。

  (例) 1つレコードを進める。
  # mt fsr 1

• bsr [count]
  指定回数分のレコードを戻す。

  (例) 1つレコードを戻す。
  # mt bsr 1

• eof [count]
  EOF マークを書き込みます。

  (例) 1つEOF マークを書き込みます。
  # mt eof 1

• erase (mt-stのみ)
  テープを消去する。(時間がかかります)

  (例)
  # mt erase

参考ページ†

• 磁気テープドライブの操作を制御する
• システム・バックアップを基礎の基礎から

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